【2003年2月1日開設】SKIPシティ誕生 ― 映像産業都市「さいたま新産業拠点」の全貌
2003年2月1日、埼玉県川口市上青木に新たな産業拠点が誕生しました。その名は SKIPシティ。
名称は Saitama Kawaguchi Intelligent Park の頭文字を取ったもので、「映像」と「次世代産業」を軸にした全国でも先進的な都市型プロジェクトとしてスタートしました。
本記事では、開設当時(2003年)の視点で、SKIPシティ誕生の背景や目的、整備された施設内容について詳しく振り返ります。
■ 誕生の背景 ― 放送所跡地から未来型拠点へ
SKIPシティが整備された場所は、かつての NHK川口ラジオ放送所跡地。
広大な敷地を活用し、埼玉県が中心となって「映像関連産業の集積」と「中小企業支援」を目的に再開発を進めました。
1990年代後半、日本ではデジタル映像技術の進展が加速。ハイビジョン制作やデジタル編集技術など、次世代メディア産業の拠点づくりが求められていました。そうした時代背景の中で誕生したのが、SKIPシティプロジェクトです。
■ 2003年2月1日 ― 街びらき
2003年(平成15年)2月1日、A街区(約5ヘクタール)が先行開設されました。

開設の目的は以下の3点。
- 映像産業支援拠点の整備
- 中小企業の研究開発支援・インキュベーション機能の強化
- 県民が体験できる公開型施設の設置
産業支援と一般公開施設を同一エリア内に集約するという設計は、当時としては非常に先進的な試み。
■ 中核施設「彩の国ビジュアルプラザ」
SKIPシティの中心となるのが、映像制作と体験の拠点 彩の国ビジュアルプラザ です。
主な機能(2003年当時)
- 映像ミュージアム
- ハイビジョン対応スタジオ
- ポストプロダクション設備
- 映像公開ライブラリー
映像ミュージアムでは、映画制作の裏側や特撮技術などを体験的に学べる展示が設けられ、子どもから大人まで楽しめる構成となっていました。
■ 科学・産業支援施設の充実
映像分野だけでなく、科学教育や技術支援施設も同時に整備されました。
● 川口市立科学館
川口市立科学館
体験型展示やプラネタリウムを備え、地域の科学教育拠点として開館。
● 埼玉県産業技術総合センター
埼玉県産業技術総合センター
県内中小企業の技術開発支援や研究サポートを担う中核施設。
このように、SKIPシティは「観る・学ぶ・創る・支援する」が一体となった複合拠点としてスタートしました。
■ まとめ ― 2003年、未来を見据えた挑戦
地上デジタル放送開始(同年12月)を控え、日本の映像業界が大きく転換しようとしていた時期です。
そのタイミングで誕生したSKIPシティは、
- 地方発の映像産業拠点モデル
- 公共主導によるデジタル制作支援環境
- 産官学連携による新産業創出
という点で大きな期待を集めました。
単なる施設整備ではなく、「未来のコンテンツ産業を育てる都市」として構想された点が最大の特徴です。
2003年2月1日、埼玉県川口市に誕生した SKIPシティ。
放送所跡地からスタートしたこのプロジェクトは、映像技術の進化と地域産業振興を結びつける象徴的な取り組み
「映像を核に、新しい産業を生み出す都市をつくる」
2003年の街びらきは、その第一歩!!